イラスト制作に素材を使うのは卑怯?躊躇してしまう方へ。

デジタルイラストでは、サムネイル画像のようなイラスト素材を使って自分の作品を描くことができます。
その数は何百、何千種類とあり無料で配布されているものも数多くあります。

ブラシだけではなく、こんな画像素材などもあります

 

私もCLIP STUDIO PAINTでイラストを描き始めてから3年ほど経ちますが、様々な素材をたくさん使わせて頂いてます。

「こんな素材を使って上達するの?」「自分の絵じゃないから罪悪感を感じる」「卑怯じゃない?」
そんな考えの方もいるかもしれません。

今回の記事はデジタルイラストの素材を使うという事について、私自身の意見をまとめてみました。デジタルならではの機能や素材などを活用することに対して悩んでいる方の参考になればと思います。

イラスト制作に素材を使うのは卑怯じゃない!

結論から先に行ってしまうと、
私は素材やペイントソフトの様々な機能を使って絵を描くことは全然卑怯ではないと思います。

私もこれまでいろいろな作品を描いてきましたが、そのほとんどで配布されている素材を使わせて頂いてます。

実際に私が素材を使って描いた作品

これは自分でも気に入っている作品ですが、素材なしで全て自力で描くなんて想像すら出来ません。
紅葉や木の葉、水面の模様、背景の雲etc…色々な部分を素材を使って描き上げました。

せっかく自分の作品を描くのだから、できるだけいい作品を描きたいと思ったのです。
参考書の特典でダウンロードした素材をどう生かすか考え、その参考書や背景についての描き方など色々調べながら仕上げました。

自分の満足する作品が描けるなら、素材はどんどん使っていくべきだと個人的には思っています。
下の項目では、その様に考える理由について話していきます。

私がイラスト制作に素材を使って良いと思う理由

素材を使ってでもイラストを完成させることが上達に繋がるから

例えば風景画を描いていて、雲や太陽の光は自力では描けないから素材を使って完成させたとします。
そうすることで、太陽光を使った演出やデジタル上での雲の表現について学ぶことができますよね。このようなことも立派な収穫の一つだと私は考えています。

素材を使う使わないは関係無しに、自分の中で最高の作品を描こうとする過程で発見できることはたくさんあります。
当然ながら初心者の方ほど自力で描けるモチーフというのは少ないはずですが、それなら尚更素材や機能を積極的に使って良い作品を完成させていった方が良いと私は思います。

素材を使ってでも最後まできちんと自分の作品を完成させることが今の自分の改善点を見つけ、次のステップに進むきっかけとなります。

私の場合は何より、完成してから「いい作品が出来た!」と自分で思えたことが自信に繋がり、「次はこれよりいい作品を描けるように頑張ろう」と思わせるきっかけにもなっていました。
この「いい作品が出来た!」と思うためにも、その手段としてペイントソフトの機能や素材を使うのは全く問題ないだろうと。

目的は絵そのものであって、絵を描く過程ではないから

そもそも絵を描く目的って
その絵を誰かに見せるためであって、自分の絵を描く技術を見せるためではありませんよね?

制作の過程というのは、イラストを必要としているほとんどの人にとっては関係ない事なのです。

絵の技法書とかの仕事でもない限り、そのイラストを描いた過程まで求められることはありません。
求められているのは「完成品」のみです。

そう考えると、私は
いかに素材を上手く使って、見てもらう人に満足させられる絵を完成させるか と思うようになりました。

プロのコックさんが与えられた食材をどう料理しておいしくするか、と同じように
イラストでも与えられた素材をどう使っていい作品を描くか、というのも立派な技術の一つだと思っています。

それでも素材を使うことに躊躇してしまう方へ

それで上手く描けたとしても、やっぱり素材や機能の力であって自分の絵ではないから使うのをためらってしまう…

このように考えてしまう方もいらっしゃると思います。
でも、どうせなら今の自分が描ける最高の作品を描きたいですよね。私はそのことを優先した方が結果的に上達に繋がるのでは?と思っています。

もしくは一度
絵は「描く」ものではなく、「作る」ものと考えてみてもいいかもしれません。

これも私の描いたイラストですが、多くの素材やソフトの機能を使わせて頂いてます。まさに「描いた」のではなく「作った」作品です。

アナログだと確かに全て自分の力で描く必要があるけど、絵の具とか色鉛筆といった画材は自分で用意したものではないですしね。
だからデジタルでも、与えられたものはどんどん使っちゃって問題ないと思います!

「与えられたものは全部使ってでもいい作品を描こう!」というのが個人的な考えです。

読んでくださってる人の中で、デジタルイラストにおいて素材を使うことに罪悪感があったり躊躇している方がいれば参考にして頂けると幸いです。