イラストでの髪の描き方。初心者で苦手だった私はこれを意識しました

髪は人物イラストの中でも個性を表現したり、絵全体の見栄えを良くしたりと非常に重要なパーツです。

しかりイラストで髪をそれっぽく、見栄え良く描くにはそれなりのコツが必要になります。
私は本当に人物の髪を描くのが苦手で、いつも苦戦してました。

イラストを3年以上描き続けて、今も決して上手いとは言えないかもしれませんが、いくつかポイントを押さえて描くようにしたら以前よりは人物の髪を上手く描けるようになったと思います。

今回の記事では私のように髪の描き方で悩んでる初心者の方の参考になればと思い、自分の例を踏まえつつ上手く描くためのポイントについて解説していきます。

 


髪の描き方の基本的な考え方

リアルだと髪は一本一本からなりますが、
イラストでは髪を「束」で捉えます。
その束を坊主頭の上に被せるイメージをもちましょう。

それができてなかった頃の私の絵です(笑)

「一つ一つの髪の束が坊主頭にかぶさっている」イメージを忘れないでください。バナナの房を頭に乗っけてると考えてもいいかもしれません。
それを意識出来ていないとこの絵のように、平面の顔に何か貼り付けてるような感じになってしまいます。

とはいえ、この絵は立体感はもちろんですがそもそも髪の束の見栄えが悪いんですよね。
でも考えてもその理由が分からない。なのになんで上手い人と見比べても全然違うんだ…と髪の描き方にはかなり苦しみました。
改善しようにも、その原因が分からない時が一番つらい…

髪が苦手だった私はこれを意識しました

髪の描き方についての本や講座を一通り見て理解した!と思っても、いざ自分で描こうとなると全く思い通りに描けませんでした。
上手い人の絵と見比べても明らかに違うのに、その原因が分からない。

それでも「ギザギザしてて固い感じがする」「髪がまっすぐにしか伸びていないかも」「なんだか不自然に見える」などと自分なりに色々考えて改善しようとしてみました。

そしてその結果、私はこの4つのポイントを意識して描くようになりました。

①髪をしならせる(一方向だけではなくある程度バラバラの方向に)
②髪先は細くする 柔らかく見せるように
③所々でリボンを描くイメージで髪を付け足す

④髪束の幅は意識して不均等にする
反対に
①髪をまっすぐ(一方向)にしか描いてない
②髪の幅を束ごとに変えられていない(不均等になっていない)
③髪束の付け根が大きく(不自然に)離れている

このように描いてしまうと見栄えが悪くなることに気づきました。髪が硬そうに、不自然な感じに見えてしまう原因になります。
先ほどお見せした初期の絵は、まさにこれらの悪いことをやってしまっています。
そして自分なりに発見したこれらのポイントを踏まえ、描いてみた絵の線画がこちらです。
まだまだ色んなポイントが甘いですが、始めの絵よりはだいぶ改善されているのではないでしょうか。
髪形によっては難しいですが、メインとなる髪束のサイドにリボンをくっつけてなびかせるようにすると女の子キャラの可愛い、華奢な感じが出せます。

これは割と最近描いたものです。
毛先を細くして柔らかい感じを出すことを意識し、細い毛束もいくつか後で追加して見栄えを良くしようと頑張りました。

ミニキャラなこともあり大げさな表現は控えましたが、通常の等身キャラであればもっと広くなびかせて細い毛束も増やした方がよさそうです。
(※ミニキャラは好みにもよりますが、ディティールを描き込むなどの細かい表現は控えた方が可愛い見た目になります)

これは左のキャラは4頭身ぐらいで描いたつもりでしたが、ミニキャラの描き方につられて髪の表現がかなり簡単になり失敗してしまったと感じています。
髪を長くしてあちこちになびかせたり、毛先も色々な方向にしならせた方が良かったなと反省しました。まだまだ練習が必要ですね。

終わりに

今回の記事では、「私が普段人物の髪を描く際に意識していること」について解説してきました。

イラストにおける髪は、とにかく ”それっぽく” 見せるように描くことがコツだと思います。

大げさな表現になったとしても、それが絵として見栄えが良くなっていればいいかな、と。
塗りでも髪の繊細さなどは表現できますが、そのベースとなる線の見た目が悪いと塗りでは頑張ってもカバーできません。線の段階で自分の理想の髪が描けるように頑張りましょう。

髪が苦手という方は、上手く描けなくてもとりあえず何枚も描いてみてください。色は塗らなくても線だけでもいいでしょう。

最初は思い通りに描けなくても、上手い人の絵と見比べたりしていたら徐々に「それっぽく描くにはどうすればいいか」自分なりのポイントが見えてくると思います。

少しずつでもいいので、それを自分の絵に落とし込んでいきましょう。だんだんと自分の理想に近づいてくるはずです。

私も人物の髪は今でも苦手でいつも悩んでますが、これからも練習あるのみですね!