イラストにおける色の選び方、配色について。比率を意識してみよう

線画ができて、さあ色を塗るぞとなった時、配色や色選びに悩むことはありませんか?
何も考えないで色を置くと、後で見返した時にまとまり感が無かったり違和感があったりという作品になってしまう事も。

プロの方が描く素敵なイラストも、当然ながらバランスや色相・彩度などたくさんの事を考えて色選びや配色をしています。

今回の記事ではイラスト歴3年の私が普段意識している、色選びや配色のコツについて話していこうと思います。

憧れの絵描きの方や身内の人にも、「配色が好き」と言って頂けたことがあり嬉しかったですね。

 


イラストにおける色の選び方、配色について

まずラフの時点で、イラストのテーマとそれぞれの色が持つイメージを踏まえ、何色をメインカラーにするか決めておきましょう。

例えば
赤系統の色→かわいらしい、情熱的
青系統の色→涼し気、クール
緑系統の色→自然、落ち着き、癒し
黄系統の色→明るい、元気
などですね。

他にも色ごとにたくさんのイメージがあるので調べてみてね!
私の場合、かわいい系のイラストが好きで自分でもよく描いてるため必然的にピンク系統の色が多くなっている気がします。

メインカラーを決めたら、それを引き立たせるサブカラーを決めます。
サブカラーはメインカラーと同系色、つまりカラーサークルで隣り合っている色相にするとイラスト全体の統一感が出しやすくなります。

ただし、同系色でも彩度の高い色を何種類も使うとまとまり感が出にくく、キャラが色に負けてしまう事になりかねないので注意。
例のイラストのメイン・サブカラーはアクセントカラーよりも彩度を抑えています。

(例)赤をメインカラーとした場合

例えば赤をメインカラーとした場合、サブカラーはオレンジやピンク系の色、つまりカラーサークル上で隣り合う色相の色を選ぶといい感じに統一感が出ます。
そしてメインとサブを決めたら、イラスト全体を引き締めるアクセントカラーを決めます。

アクセントカラーは補色など、メイン・サブカラーとは色相や彩度が異なった色を選ぶのが一般的です。

サムネイル画像のイラストは自作したものです。髪の色をメインカラーとしてアクセントカラーを緑にしました。
カラーサークル上で対になる色相、つまり赤の場合は緑~青系統の色が補色となります。

(例)青をメインカラーとした場合

メインカラーを青系統にするのであれば、私ならこんな感じで配色すると思います。サブカラーに隣合う色相である「緑に近い水色」「青に近い水色」を選びました。

メインが変われば当然アクセントカラーも変わってきます。この例では青の補色、つまりカラーサークル上の反対側にある黄色を使用。
補色を白(=無彩色)にしても良さそうです。メインが彩度のある色であれば、黒や白といった無彩色もアクセントカラーの候補に含まれます。

赤をメインにした場合と比べると、ずいぶんイメージが変わるのがお分かりいただけると思います。

可愛いというよりも、涼し気な感じになったね。

メインカラーとアクセントカラーの比率を考える

色数を制限し規則性を持たせることで見やすくなり、印象に残るキャラクターにすることができます。

覚えておきたいことは、「ベースカラー:サブカラー:アクセントカラー = 70:25:5」という法則です。(いちあっぷ の記事より引用)

一般的に、メイン(ベース)カラーとサブカラーを合わせた比率は95%、アクセントカラーを5%の比率で配色をすると良いと言われています。
そのようにすることで統一感を出しつつも、見る人の目を引くメリハリのあるイラストにすることが出来ます。

自作のイラストを例に出してみます。

このイラストの場合、元気な感じの女の子を表現したかったので黄色をベースカラーとしました。そしてサブカラーを赤よりのピンク、アクセントカラーに青を置いています。
細かい数字までは意識していませんが、大体上にあげた比率に近いかな?とは思います。

(悪い例)

例えばこんな配色だと、青と黄色どっちがメインカラーか分からなくなってまとまり感が出ません。
あくまでアクセントカラーはメインを引き立たせるための色なので、面積が広くなりすぎないように注意しましょう。

まとめ

イラストをどんなイメージで描きたいか考え、そのイメージからメインにする色の系統を決める。
メイン・サブカラーからアクセントカラーを決める。メインの補色や無彩色(白、黒、グレー)など、色相や彩度が異なる色を選ぶ。
アクセントカラーはあくまでメインを引き立たせる色。全体の5%ぐらいの比率を意識して配色する。
私の場合、色塗りはこれらのポイントを意識するようにしたら、少なくともおかしな配色にはならなくなりました。
特にアクセントカラーの選び方や置き方が難しいと感じていますが、もっと経験を重ねていけばぱっと見て「これいい!」と思えるような配色の仕方が分かってくるのではと思います。
また色を決める時に限ったことではないですが、作業中はその部分だけを見てしまいがちなので
デジタルであれば時折キャンバスを引いて全体を見てみることも大切です。
配色のセンスを身につけ、見る人の目を引くような魅力的なイラストを描けるよう一緒に頑張りましょう!